Updated Dec 12, 2025

【導入事例】バキュームモールド工業株式会社 & Adalo

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バキュームモールド工業株式会社 と Adalo

Adaloは、ドラッグ&ドロップインターフェースを使用してモバイルアプリとウェブアプリケーションの両方を構築できるノーコードプラットフォームです。

PowerPointプレゼンテーションを作成するのと同様の方法で操作できます。コーディング知識のないユーザーでもカスタムアプリを作成し、データを管理し、アプリストアやカスタムドメインに公開することが可能です。次のケーススタディでは、バキュームモールド工業株式会社様がどのようにAdaloを活用したかご紹介します。

バキュームモールド工業株式会社について

バキュームモールド工業株式会社様は、日本でトップのプラスチックシートの真空成形用金型および抜型の設計・製作を行っているメーカーです。普段目にする、身近なプラスチック製品の多くがバキュームモールド工業株式会社の金型から作られています。

従来は、バキュームモールド工業内に約90台ある工作機械の稼働時間を担当者が紙に記録し、月に1回、管理者が全ての記録をExcelに転記して稼働率を算出・集計していました。Adaloで構築したアプリでは、各現場がモバイル版から月末に入力するだけで、管理者は 全機械の稼働状況を集計できます。さらに、管理用PC画面では稼働状況をグラフで自動表示し、業務負担の大幅削減と見える化を同時に実現しました。

Q&A 〜バキュームモールド工業株式会社〜

概要と背景

Q:貴社の事業内容を簡単にご紹介いただけますか?

A:バキュームモールド工業株式会社は、お弁当容器やテイクアウト用ドリンクカップの蓋など、プラスチック製品の製造に用いる金型を製作・販売しています。大型の金型では、コンビニエンスストアの看板やバスタブなどの製作にも対応しています。

Q:お客様の役職・ポジションは何ですか?

A:製造本部の係長兼DX推進チームのリーダーを務めています。
DX推進チームは、Adaloによるアプリ開発スキルを活用し、社内工程の改善を目的に立ち上げました。

Q:Adaloを活用して、どのように役立ちましたか??

A:紙やExcelで管理していた業務を、現場の声を反映したアプリへ迅速に置き換えることができました。プログラミング不要のため、IT専門職でない社員でも自ら改善したい業務をアプリ化でき、効率化に大きく貢献しています。

また、Adaloは直感的に操作できるため、習得までの時間が短い点も魅力です。2022年からスキル習得プロジェクトを進め、3年間で39名のAdalo開発者を育成しました。マネージャー職の社員も含まれており、組織全体でアプリ開発を理解・推進できる体制づくりに役立っています。

Q:Adalo導入前に直面していたアプリ開発関連、または運用上の最大の課題は何でしたか?

A:アプリ開発スキルを習得するため、まず現場で活躍しているメンバーを選抜し、毎週3時間の学習時間を確保しました。約2か月でスキルは習得できたものの、本格的なアプリ作成や現場への普及活動には追加の作業時間が必要となり、現場の業務調整や理解を得ることが大きなハードルとなりました。

この課題に対処するため、代表取締役をはじめ役員・マネージャー陣に向けてプレゼンを実施し、アプリ開発を正式に「業務の一環」として位置づけることを提案しました。これが承認されたことで、社内全体でアプリ開発が加速し、推進体制も整いました。

また、当社では過去にも様々なシステムを導入してきましたが、トップダウンで導入したシステムは現場に合わず定着しないケースが多くありました。その点、Adaloは作業者自身がアプリを作成できるため、不要な機能がなく、現場の実態に即した本質的な課題解決につながるアプリを実装できるようになりました。

Q:Adaloを活用して、どのアプリを開発していますか?

A:現在、社内で開発したアプリは約20種類にのぼります。代表的なものとして、金型を管理するアプリ、運転前の飲酒チェックを記録するアプリ、工作機械の稼働時間を入力・集計・管理するアプリなどがあります。これらのアプリを活用することで、生産性向上に大きく貢献しています。

また、市販のアプリを導入した場合と比較すると、Adaloによる内製アプリでは年間約100万円以上のコスト削減が実現しました。この削減効果は、Adaloアプリを使い続ける限り継続する永続的な効果となっています。

Adaloの導入前の課題

Q:Adaloを導入するきっかけとなった課題は何でしたか?

A:最初のきっかけは「お弁当の発注業務」でした。約100名のスケジュールを目視で確認して発注数を決めており、誤りがあると不足や過多につながるため課題を感じていました。しかし、生産に直接関わらない業務であるため、多額の投資が難しい状況でした。Adaloなら小さなコストで改善が可能と判断し、導入を決めました。紙での情報伝達やExcelによる属人化業務など、投資対象になりづらい課題も多く、そういった改善にもAdaloは有効でした。

Q:Adaloの導入前は、課題に対してどのように対処していましたか?

A:お弁当の発注業務については、社員のスケジュール(約100名)を目視で確認していました。

Adaloを選んだ理由

Q:他のソリューションよりもAdaloを選んだ理由は何ですか?

A:現場の社員でも扱える操作性と、改善をすぐに反映できるスピード感です。プログラミング不要で、現場主体の内製化がしやすい点が決め手となりました。

Q:印象深かった特定の機能やお役に立ったところを教えてください?

A:特に役に立ったのは「UIを触りながらすぐに画面が作れる点」と「修正が即反映できる点」です。現場の社員でも直感的に操作できるので、こうしたいと思った内容をそのままアプリに落とし込めました。また、実際に現場で使ってみて出てきた改善点も、プログラミング不要でその場で直せるため、改善のサイクルがとても早く回せたことが印象的でした。

結果とビジネスへの影響

Q:Adaloを使用されてから貴社のワークフローはどのように変化しましたか?

A:紙やExcelを前提に組まれていたワークフローが、少しずつアプリを中心とした流れの業務に変わりつつあります。情報を探す・転記する・集計するといった作業が不要になり、入力したデータがそのまま関係者全員に共有されるため、止まる仕事が減り、情報共有のスピードと手間も大きく改善してきています。

Q:Adaloがもたらした最大の変化を教えてください?

A:外注に頼らず、改善と運用を内製化できるようになったことです。現場で気づいた課題に対し、解決するシステムを自分たちで形にできるため、改善のスピード・品質・再現性が大きく向上しました。同時に、DX人材も社内で育つようになり、単なるアプリ化に留まらない組織の変化が生まれています。

Q:Adaloで開発したアプリの画面の一例をご共有いただけますか?

将来の計画と感想

Q:Adaloの使用状況について、今考えている今後の展開を教えてください。

A:現在は、Adalo開発スキルを持つ社員が他の社員へ教育を行う取り組みを進めており、社内でのAdaloアプリ普及をさらに加速させたいと考えています。

また、社内で培ったAdalo教育ノウハウを活かし、他社へAdalo教育サービスを提供することも視野に入れています。

Q:他の方々にAdaloをおすすめしますか?その理由をお聞かせください。

A:ぜひおすすめしたいです。知識ゼロの方でも始めやすく、職種に関係なく取り組める点が大きな魅力だと感じています。これまでの取り組みを通して、どんな職場でも業務改善にしっかり役立つツールだと実感しているので、ぜひ多くの方にチャレンジしてもらいたいです。

Adaloの主な機能と特徴:

  • ドラッグ&ドロップビルダー:ユーザーは事前に構築されたコンポーネントを画面にドラッグ&ドロップすることで、アプリのインターフェースを設計できます。
  • ノーコード対応:Adaloでのアプリ構築にプログラミングや技術的スキルは不要です。
  • Webアプリとネイティブモバイルアプリ:Webアプリケーションと、Apple App StoreやGoogle Play Storeに公開可能なネイティブモバイルアプリの両方を作成できます。
  • カスタマイズ:カスタムフォント、カラー、ロゴでアプリの見た目や操作感をカスタマイズするツールを提供します。
  • 柔軟なデータベース:組み込みデータベースオプションを提供し、XanoやAirtableなどのバックエンドサービスと連携可能です。
  • データ管理:ビジネスデータの管理を可能にし、CRMや顧客ポータルなどのツール構築に活用できます。
  • 公開機能:アプリストアやカスタムドメインへのアプリ公開を実現します。
  • 連携機能:Zapierなどの連携サービスをサポートし、他サービスとの接続を可能にします。

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